第60期 2011年 9月号

茅ヶ崎方式英語会 本 校 会 報

第60期 2011年9月号

英検1級を受験して
(ポイントは単語力)

Class3会員 君島佳穂

 私は念願の英検1級に3度目の挑戦で、去る7月にやっと合格を手にすることができました。1回目、2回目とも一次試験で合格点に3点足りず非常に悔しい思いをしたので、今回の合格の喜びはひとしおでした。私は海外に4年ほど滞在していましたが日本に帰ってきたのが小学4年生だったので、ボキャブラリーも豊富ではなく文法もあやふやでした。とても1級に届きそうな力はなかったのです。そこで、父が勧めてくれた茅ヶ崎方式に入会することにしました。茅ヶ崎方式に通って、英語力を培おうと思ったのです。
 茅ヶ崎方式で毎回覚える単語(特にClass3)は、予想以上に英検1級の一次試験の問題に出てきました。ただそれだけではまだ不十分なので、私は参考書を買ってさらに約1000単語を覚えることにしました。でも一回目の一次試験は、忙しいのと計画的に勉強しなかったのが原因で失敗してしまったのだと思います。だから2回目の一次に向け、より計画性をもった勉強をすることにしました。どんなに忙しい日でも、必ず1日20単語覚える+昨日覚えた20単語を復習する、という勉強法です。どんなにやっても覚えられない単語はチェックをして、ノートに意味も一緒に書いておきました。時間は人一倍かかりましたが、私はこれでボキャブラリーを増やすことができたと思います。現にこの勉強法で2回目の一次試験は合格点に3点足りなかったものの、単語の空欄補充問題は8割とることができました。ちなみに長文読解力は参考書で、リスニング力は茅ヶ崎方式のLCTで培うことができました。でも、どの問題もまず出てくる単語の意味がわからないと解けないので、まずは単語をできるだけたくさん覚えることをお奨めします。
 3回目の一次試験の合格通知がきて喜んだのもつかの間、私は2週間後に迫った2次試験の面接の練習もしなくてはならなくなりました。本当は英字新聞を日頃読んで、様々な分野に自分なりの意見や考えをノートに英語でまとめておくといいらしいのですが、試験を2週間後に控えている私には時間がありませんでした。なので、インターネットで一級の面接で出た過去問を調べたり、スピーチの基本構造 (Introduction, Body, Conclusion)を覚えたりしました。二次試験のためにした勉強はこれくらいですが、何とか合格することができました。大切なのはスピーチの基本構造を知っていることと、臨機応変に対応することのようです。
 私は現在高校1年生ですが、茅ケ崎方式のLCTでは学校ではあまりやらない最近の国際ニュースを取り上げていて、自分のボキャブラリーが様々な分野に広がっているのを感じます。英検一級に合格するという目標は達成できましたが、まだまだ自分の英語は未熟だと思うことが度々あるので、1級に受かったことで満足せず茅ヶ崎方式で勉強を続けながら先生方の力をお借りして、自分の英語力を向上させていきたいと思っています。