2002年10月号 |
茅ヶ崎方式英語会 本 校 会 報 |
英検1級を受験して
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柳原 久恵(C3 会員) |
子供たちから手が離れもう一度好きな英語を勉強し直したいと考えていた時に、たまたま書店で目にしたのが
茅ヶ崎方式のテキストでした。それ以来C2に1年、C3に4年余り在籍しています。この間、興味を失うことな
く続けてこられたのは、毎回のレッスンが新しい発見の連続だったからだと思います。講師の先生方が豊富な補
助教材を用意し、それぞれに特色のある授業をされるので、教室に通うことを楽しみにしています。 C3での勉強も5年目に入り応用編の2,000語にもなじんできたところで英検1級に挑戦しました。1次試験では 語彙の不足が問題でしたが、やはり2次試験が難関でした。ふだん内容のある話を英語でする機会がないので、 まったく自信がもてませんでした。 1次合格発表から2次試験までの1週間、テーマになりそうな話題についていくつかまとめてみたのですが、残念 ながら関連したトピックは出題されず、当日は「日本の医療費は高いか」という問題についてスピーチを行いまし た。面接を経験する前は2分間のスピーチのことばかり考えていたのですが、どちらかといえばその後のQ&Aの 方がより重要ではないかという印象を受けました。 面接官からの質問は、「医療費を削減するのにはどのような方法が考えられるか」「高度医療は非常に高額にな るがどう思うか」「不妊治療についての意見は」など非常にレベルが高く驚きました。まさに瞬発力の勝負で、質 問されてから自分の考えをまとめていたのでは当然間に合いません。 2次試験で大切なことは、社会的に問題になっている事柄について常に注意を向けて自分の意見を持つことでは ないかと思います。それさえあれば、多少、文法的に問題のある表現方法であっても、面接官に自分の考えを伝え ることは可能だと感じました。 英検1級に合格したとはいえ、語彙や表現力の不足を痛感しました。少しでも前進できるよう、今後も地道に楽し みながら学習を続けていきたいと考えています。 ここまで来ることができたのは、しっかりとしたシステムと熱心な先生方のおかげです。長い間ご指導いただい た小川先生、矢内先生そして西沢先生に心から御礼申し上げます。 |